101G53

5歳の女児。3週前から両頬部に紅斑が出現し、2週前から全身倦怠感も出現してきたため来院した。身長125cm、体重24.5kg。体温36.8℃。脈拍88/分、整。血圧120/68mmHg。顔面の紅斑の写真(A)と肘頭の皮疹の写真(B)とを別に示す。眼球結膜と眼瞼結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢の筋力低下が認められ、ベッド上では仰臥位から直接立ち上がれない。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。
この症例で予想されるのはどれか。
ASO高値
LD高値
血小板数減少
LEテスト陽性
γ-グロブリン増加

解答: b

101G53の解説

5歳女児の両頬部に紅斑と全身倦怠感。全身性エリテマトーデス〈SLE〉による蝶形紅斑か、と一瞬思ってしまうのだが、そのように考えるとb・c・d・eの全てが正解となってしまう。画像Aはたしかに蝶形紅斑と取れなくもないが、BでGottron徴候がみられていることから皮膚筋炎と考えたい。四肢の筋力低下がみられる点も合致する。
a ASO高値は溶連菌感染にてみられる。
b 正しい。筋崩壊によりLD高値となる。
c 血小板数は変化しない。
d LEテストとは文字通り、ループスエリテマトーデスの検査である。SLEで陽性となる。
e γ-グロブリンは変化しない。

正答率:54%

テーマ:皮膚筋炎〈DM〉の検査所見

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