101C17

蛋白尿について正しいのはどれか。(編注:bは「試験紙法では」と考えよ)
蛋白で尿は混濁する。
造影剤投与で偽陽性を示す。
成分の大部分はグロブリンである。
起立時の蛋白尿は腎生検の適応となる。
尿蛋白量は慢性糸球体腎炎の予後に影響する。

解答: e

101C17の解説

a 蛋白尿は泡立ちやすいが、透明である。
b スルホサリチル酸法であれば偽陽性となるため完全に誤りとは言えないが、eが明らかに正解であるために解答は譲る。
c 成分の大部分はアルブミンである。ちなみに、多発性骨髄腫ではグロブリン成分が優位となる。
d 起立時の蛋白尿は生理的なものが多く、経過観察とする。
e 正しい。尿蛋白量や高血圧症は慢性糸球体腎炎の予後と関係する。

正答率:76%

テーマ:蛋白尿について

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