100I11

50歳の男性。3か月前から両肩と胸部とに赤い皮疹が多発しているのに気付き来院した。長年の飲酒歴がある。自覚症状はない。左肩の写真を別に示す。
この皮膚症状に関連するのはどれか。
アルドステロン
インスリン
エストロゲン
コルチゾール
プロゲステロン

解答: c

100I11の解説

長年の飲酒歴があり肝障害があることが示唆される。写真ではくも状血管腫を認めており、肝硬変に伴いエストロゲンが過剰になっていると考えられる。
a 肝硬変により続発性アルドステロン症を呈することもあるが、皮膚症状とは関連がない。
b 肝硬変の進行により耐糖能障害が出現するが、クモ状血管腫には関連がない。
c 正しい。その他、手掌紅斑や女性化乳房を呈する。
d・e 肝硬変には関係がない。

正答率:90%

テーマ:クモ状血管腫の原因

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