100E23

臨床疫学的指標で正しいのはどれか。
尤度比から寄与危険度が計算できる。
検査後確率は対象集団によって変わらない。
コホートによる疫学調査にはバイアスが入らない。
ROC曲線下面積が大きいほど検査の有用性が高い。
2つの集団が同等であれば平均値の差の信頼区間の下限は正になる。

解答: d

100E23の解説

a 感度や特異度の比をとったものが尤度比であり、寄与危険度は計算できない。
b 検査後確率は対象集団や検査前確率によって変化する。
c ランダム化比較試験ではないコホートによる疫学調査では、情報バイアスや交絡バイアスに左右される。
d 正しい。ROC曲線の軸は「感度」と「1-特異度」からなり、曲線下面積が大きいほど検査の有用性が高くなる。
e 2つの集団が同等であれば(=優位差がない場合は)、平均値の差の信頼区間の下限は正および「0」となる。

正答率:92%

テーマ:臨床疫学的指標について

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