100C14

現病歴より、体温37.2℃、白血球11,200、CRP 15.6mg/dlであり、右胸部下肺野にcoarse cracklesを聴取することから、肺炎が疑われる。痰の喀出が不十分で、常時ではないが、のどの奥の痰の吸引が必要であることからは、嚥下機能障害が示唆され、誤嚥性肺炎の可能性が高い。喀痰のグラム染色の結果ではグラム陽性球菌が優勢であるが細菌培養の結果はまだ判明していないことから、結核菌感染などを否定できず、個室管理となったと推測される。
ａ～ｄ　①キャップ②マスク③手袋④ガウンなどにより、接触感染や飛沫感染の予防を行う。　
ｅ　誤り。個室管理の際に⑤個室用スリッパを使用する規定はない。