100A27

72歳の女性。左側腹部痛と下血とを主訴に来院した。3日前から便秘が続いていた。今朝、突然左側腹部痛が出現し、その後に血便を認めた。高血圧を指摘されているが、降圧薬は服用していない。意識は清明。体温36.9℃。脈拍96/分、整。血圧150/96mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。左側腹部に圧痛を認めるが、筋性防御はない。血液所見:赤血球390万、Hb 12.5g/dL、Ht 38%、白血球9,800、血小板20万。血清生化学所見:総蛋白7.0g/dL、尿素窒素18mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、AST 20U/L、ALT 15U/L、LD 360U/L(基準176~353)、アミラーゼ178U/L(基準37~160)。CRP 0.6mg/dL。
画像検査所見として最も考えられるのはどれか。
大腸内視鏡検査でのcobblestone appearance
注腸造影での母指圧痕像
腹部CTでのtarget sign
腹部超音波検査でのpseudokidney sign
99mTc-pertechnetateシンチグラフィでの小腸への集積像

解答: b

100A27の解説

突然の左側腹部痛と下血であり、便秘や高血圧を認めていることから虚血性腸炎を最も考える。
a Crohn病の所見である。
b 正しい。虚血性腸炎の特徴的所見である。
c target signは腸重積にみられる所見である。
d pseudokidney signとは病変部が超音波検査で腎のようにみえるもの。腸重積や癌の所見である。
e 99mTc-pertechnetateシンチグラフィで小腸へ集積を認めるのは、Meckel憩室である。

正答率:87%

テーマ:虚血性大腸炎の画像検査所見

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